福岡の経営管理の業務受託 博多の公認会計士・税理士 黒川合同会計事務所

徒然閑話 Column

2018/02/01

~ 今月は平昌オリンピック ~

今月9日から25日までの17日間、冬季オリンピックが韓国の平昌で開催されます。会場整備の遅延やチケット販売不振など問題山積のようでしたが、ここに至って北朝鮮の参加(というより割り込み?)が浮上して混乱の様相を呈しているようです。スポーツの祭典に政治を持ち込むなという意見がある反面、政治の問題をオリンピックを通して解決の糸口をつかむことも大事ではないか、などなど競技よりも周辺が賑わっているようです。議論は議論として、出場する選手たちはこれまで準備に全精力をこれまでつぎ込んできたわけですから、雑念を払い頑張ってほしいものです。

ところで、50代まで下手ながら草野球をやってきた私としては、試合が近づいて突然他チームの選手が加わるなどあり得ない話だと思いますし、チーム競技としては想像すらできません。今回のアイスホッケーの選手たちも、韓国選手の使用する用語は英語で(監督も米国人)、北朝鮮選手は朝鮮語だそうです。これでコミュニケーションが取れたチームプレーができるのでしょうかね。

戦時中、野球は敵国の用語使用禁止ということで、ストライクは「良し」、三振は「それまで」、セーフは「安全」、アウトは「無為(ぶい)」などと言い換えていたとのことです。これではWBCやオリンピックなど参加はあり得ないですよね。

私の友人は開会式の高額チケットを入手したようで、寒い中出向くようですが、私はこの見どころ満載(?)の結末を気にしながら、日本選手の活躍をテレビの前で応援することにします。さて、皆さんの関心は何処に?

平昌オリンピックロゴ

(2018年2月1日 事務所代表 灘谷 和德)

2018/01/05

~ 法人化30周年を迎えるにあたって ~

新年明けましておめでとうございます。

本年も、皆様方にとって良い年となりますようお祈り申し上げます。

 さて、私ども㈱黒川合同会計事務所は本年3月に法人化30周年を迎えることになりました。これもひとえにクライアントの皆様方はじめ関係各位のご支援の賜物と厚く御礼申し上げる次第でございます。(創業は故黒川敏人が個人事務所を開業した昭和27年です)

法人化した昭和63年は日本は正にバブル経済の真っただ中。法人化のタイミングとしては飛躍を求めるという意味でよかったようです。しかしこれは結果論であって、法人化の最大にして唯一の目的は黒川敏人の天寿全うの日が近づいたことにあったのです。この年、我々後輩が意思を引き継ぐにあたって、議論・検討した結果たどり着いたのが「法人化=株式会社」という結論でした。組織形態としてはまだ税理士法人制度はなく、あったとしても総合サービスの提供を目指す我々としてはその時点では選択を迷ったと思います。

このような経緯で設立した㈱黒川合同会計事務所の初代所長には黒川敏人が就任しましたが、残念ながら1か月後に他界。それでも社史に初代所長として確かな足跡を残しました。その後2代目所長を井上忠彦が約16年間、その後を引き継いだ私と石垣誠司が二人代表体制で約14年間その任に就いております。

(井上忠彦は事務所を完全リタイアしておりますが、今年7月に92歳を迎えます)

一区切りを迎える本年、これからの私ども事務所の在り方、クライアントサービスの強化に向けての様々な構造の改革、これらの取り組むべき課題を整理し、2年計画で新しい組織体制を構築できるようプロジェクトを立ち上げます。「クライアント第一主義」この揺らぎないテーマをもとに役職員一同邁進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(2018年1月5日 事務所代表 灘谷 和德)

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(写真は新年の集合写真です)

2017/12/01

~ 役員就任企業が東証第2部上場 ~

 今回は株式会社南陽をご紹介させて頂きます。福岡市博多区に本社を置く商社です。私は昨年6月にこの会社の社外取締役(監査等委員)に選任され現在に至っております。1994年(平成6年)に福岡証券取引所に上場していましたが、この度、今月11日に東京証券取引所市場第2部に上場することになりました。

 11月28日に株式の売り出し価格も発表され、あとは当日を迎えるばかりとなっています。弊事務所のクライアントではなかったのですが、縁あって現職務をお受けすることになり、監査を担当する社外取締役の立場としても喜ばしい限りです。当日は私も上京し、東証で執り行われる恒例のセレモニーの末席に加えて頂く予定です。私の40数年のキャリアの中にキラリと光る出来事となることは間違いありませんが、改めて株主の皆様やステークホルダーの方々に対する重責を全うできるよう気を引き締めて参りたいと思っております。

集合写真1

(写真は12月11日に東京証券取引所で撮影したものを追加掲載。前列左から3人目が私)

 今年も1年大変お世話になりました。来年が皆様方にとって素晴らしい年となりますことを祈念し本年のコラムを締めるごあいさつとさせて頂きます。

(2017年12月1日 事務所代表 灘谷 和德)

2017/11/06

~ 祝!福岡ソフトバンクホークス優勝! ~

 今月のこのコラム、アップするのが1週間ほど遅くなりました。その理由は、プロ野球SMBC日本シリーズでの決着が11/4になったことにあります。私の予想(希望?)では11/1にホークス優勝が決まるはずでしたが、それが3日ほど延びたということです。優勝が決まった第6戦はテレビ観戦でしたが、緊張感のあるいい試合でした。最後はどう見ても中村晃選手の暴走(村松サードコーチのギャンブル的本塁突入指示?)でタイミングは完全にアウトでしたが、ライトの梶谷選手の返球がホームベース近くで大きくイレギュラー。キャッチャー嶺井選手の頭の上を大きく超えて行ってしまいました。DeNAのファンの皆さんには申し訳ない気がしますが、福岡の神様がちょっと手を貸してくれたのかもしれません。終わってみれば、今年の日本シリーズは見どころ満載!これからも長く記憶に残る6試合だったと思います。

 最後に、会計事務所的に優勝を決めた第6戦に出場した両チームの選手年収(年俸)を比較・分析してみました。これを見る限り、ホークスの優勝は当然の結果と思えますし、逆にDeNAの健闘は称賛に値する気がします。(年俸は推定となっています)

2017.11

(資料:「12球団全選手百科名鑑2017」(廣済堂出版)、シーズン中登録選手はgurazeni.com)

(2017年11月5日 事務所代表 灘谷 和德)

2017/10/02

2017年(平成29年)10月

~ 「空き家と所有者不明土地問題」について思うこと ~

 先月末、某銀行主催の講演会に出席しました。講師は元総務大臣で、現在は東京大学公共政策大学院客員教授を務める傍ら野村総合研究所でも活躍しておられる増田寛也氏です。昨年の都知事選に立候補し、小池百合子氏と競った方としても知られる方です。  講演テーマは「地域経済活性化の処方箋」。様々な角度から「地方創生」の課題を取り上げ、関連するデータを示しながらのポイント解説で、興味深く拝聴しました。  その中で、特に関心を持ったのが「空き家」と「所有者不明土地」の問題でした。かねがねこの問題はマスコミ等でも取りざたされており、私どもの事務所でも所有者の相続発生時などで調査の対象となるものです。  まず、「空き家」問題は、現在820万戸の空き家があり、2040年には2150万戸にもなるとのことです。(野村総研分析)こうも空き家が多くなる理由としては、

①核家族化と高齢化社会では親の家を相続しても相続人は中高年者で既に自宅を所有しているか、生活圏が離れているため居住する必要がない。

②賃貸しようにも老朽化が進んでいるため借り手が見つからない。

③解体撤去すればその費用が必要となり、その後の固定資産税等の負担が重くなる。

などがあげられます。では、地域によってどれくらいの空き家率になっているのか、政府の統計調査結果をHPから入手してみました。(空き家率は筆者にて計算)

2017.10

 次に、「所有者不明土地」問題です。現在410万ha(ほぼ九州の面積)の所有者不明土地が2040年には720万ha(北海道が770万ha)になると予測されるとのことです。これも様々な理由が背景にあるようですが、①所有権移転(特に相続による名義変更)時の登記の義務化や②相続時の登録免許税の免税化や軽減なども対策となるのではないでしょうか。また、折角スタートしたマイナンバー制度を活用し、市町村が保有する「戸籍」情報と法務局が保有する「不動産登記」情報をリンクさせるなど、関係機関にはいろいろ知恵を絞って頂きたいものです。

(2017年10月1日 事務所代表 灘谷 和德)

2017/09/01

2017年(平成29年)9月

~ 「内部統制」について思うこと ~

 先月24日と25日、東京で開催された「全国都市監査委員会 総会・研修会」に出席してきました。全国の574都市(構成都市総数790市)から1,730名の出席者があり、会場はぎっしり満席。熱気充満、大変な賑わいでした。

 総会では、会務報告や予算関係の承認議案が議題に上がっていましたが、執行部のちょっとした手違いがあって、質疑もヒートアップの感があり、初参加者としては睡魔に襲われることなく無事(?)終了となりました。

 さて、今回の研修で一番得られたことはと言えば、企業における「内部統制」と行政における「内部統制」の類似点と相違点だったと思います。内部統制と言えば、一般的には「組織の業務の適正を確保するための体制を構築していくシステム」ということですが、企業におけるそれは、財務諸表の信頼性を目的とすることが主であろうと思われます。(これに関しては、「4つの目的」「6つの基本要素」と語られることもありますが、ここでは割愛します)これに対し、行政におけるそれは、もう少し範囲が広がるようです。例示では職員の不正による行政への信頼失墜の予防対象として、「麻雀などでの不適切交際」「勤務時間外の飲酒運転」「公用車の不適切使用」などなど、ニュースで目にするような事案が上がっています。これをどうやって内部統制で制御するの?そもそも内部統制に馴染むのか?新米監査委員としては勉強することが多そうですが、このテーマを掘り下げてみたいと思っています。

20170824-25 全国都市監査委員会総会・研修会5-1  20170824-25 全国都市監査委員会総会・研修会6

(2017年9月1日 事務所代表 灘谷 和德)

2017/08/02

2017年(平成29年)8月

~ ロータリークラブ ガバナー選任のご報告 ~

 何度かこのコラムでも、ロータリークラブの活動について取り上げさせて頂いたことがありました。私が所属する「福岡平成ロータリークラブ」は創立して今年が丁度25年目。9月には創立25周年記念事業を執り行うべく、目下クラブメンバー総がかりで準備を進めているところです。

 そのロータリークラブですが、現在、世界の約200国・地域に約35,000のクラブが存在し、会員数は約120万人です。国内では34地区に分かれて、2,272クラブ約9万人の会員が所属しています。

 その国内34地区の中の一つにRI第2700地区があります。福岡県を中心に、壱岐、対馬、鳥栖を加えたエリア内の61クラブで構成され、3,143名の会員が活動しております(2017年6月末現在)。私はこの度、この地区の指導・監督を役目とする「ガバナー」に選出され、2019年7月1日からその任に就くことになりました。それまでの間は、ガバナーノミニー(2017-2018年度)、ガバナーエレクト(2018-2019年度)という立場で準備期間を過ごすことになります。選任されたことは大変名誉なことで光栄なことなのですが、これまでその任に就かれた先輩ガバナーのお歴々のご活躍を知る身としては、その重責に身が縮みあがる思いをしております。

 ロータリーには2つのモットー(標語)や「ロータリーの目的(綱領)」、等々理念や行動規範を示したものがありますが、今回はその一つで私が日常最も大切にしている「四つのテスト」をご紹介して閉じることにいたします。

 ≪四つのテスト(THE 4-WEY TEST)≫

  (言行はこれに照らしてから(Of the things we think,say or do) )

1.真実かどうか(Is it the TRUTH?)

2.みんな公平か(Is it FAIR to all concerned?)

3.好意と友情を深めるか(Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?)

4.みんなのためになるかどうか(Will it be BENEFICIAL to all concerned?)

 

(2017年8月1日 事務所代表 灘谷 和德)

2017/07/03

2017年(平成29年)7月

~ 地方公共団体の監査委員就任 ~

 地方公共団体(正式には「普通地方公共団体」という)には「監査委員」を置くことが義務付けられていることをご存知でしょうか。県や政令指定都市では4名、その他の市町村では2名が定員となっています。(地方自治法第195条)そしてその役目といえば、「普通地方公共団体の財務に関する事務の執行及び普通地方公共団体の経営に係る事業の管理を監査する」ことにあります。(同法第199条)

 実は先月28日付で福津市の監査委員に選任され就任いたしました。「その他の市町村」なので、私と市議会議員の中から選任された方と2名でその役目を担うことになります。未知の分野ですが、企業における会計システムやコンプライアンス等マネージメントの分野で培った経験を活かし、市の会計や経営に関するチェックと指導機関として貢献できればと思っております。任期は4年。自分なりに深度を見極めながら務めて参りたいと思っております。

(写真は6月29日に行われた監査委員の選任辞令交付の模様)

福津市監査委員辞令交付1

(左から柴田幸尚教育長、原崎智仁市長、灘谷、永山麗子監査委員(市議会議員))

福津市監査委員辞令交付2

(2017年7月1日 事務所代表 灘谷和德)

2017/06/01

2017年(平成29年)6月

~ レゴランド・ジャパンのオープンに思う2 ~

 4月1日にオープンした名古屋の「レゴランド・ジャパン」も2ヶ月が経過しました。

先月のこのコラムで、今回の施設開園が世界で8番目であること、実は30年近く前に日本に誘致する話があったこと、それが土壇場でダメになったことに触れました。

 今月はその続編として、私が関わった誘致プロジェクトのてん末を取り上げたいと思います。先月は「候補地は九州の某県某所」とあえて伏せていましたが、てん末をご紹介するにはもう少し具体性が必要なようです。場所は長崎県の県南地区。豊かな自然に恵まれた丘陵地帯でした。プレゼンの段階では、精緻な市場調査をしたわけではありませんでしたが、周辺の観光客動向などをもとに集客予想を年間160万人と見込みました。今回の名古屋の施設は、ロケーションやコンセプトが異なる中で集客見込みは200万人。大きく異なるのは客単価で、我々のプランでは大人で一人1,500円。今回の施設は大人6,900円と東京ディズニーランドより500円高い設定です。(その後価格を抑えた多種のチケットを発売)27年の「時」と「空間(場所)」の差があるとはいえ、子供を大事にし、教育的配慮を重要視するレゴ社のコンセプトを思うと、この価格設定には違和感を持ちました。それでも、私にとって思い入れが強いこの施設、永続可能な運営をお願いしたいと思っています。

 では、私が関わったプランは何故とん挫したのか。それは不可抗力の自然の力でした。1990年11月17日普賢岳が突然噴火、翌年6月3日多くの犠牲者を出した大火砕流の発生。火山がなく、最高地点が約170mと欧州一低い国デンマークのレゴ社の人たちにとっては、山々に囲まれた計画地は魅力的だったようで、訪日メンバーを阿蘇にご案内した時は感嘆の声を上げておられました。ところがその火山が仇となってしまったわけです。計画を中断し、経過を見守ったのですが、速やかな復興・復旧が困難な上、再噴火の虞が大きな壁となって白紙撤回となってしまった次第です。

掲載図は当時(初期段階)の施設概要です。。

1990 レゴワールドマスタープラン

(2017年6月1日 事務所代表 灘谷 和德)

2017/05/01

2017年(平成29年)5月

~ レゴランド・ジャパンのオープンに思う1 ~

 先月1日、名古屋に「レゴランド・ジャパン」がオープンしました。世界中の子供たちに愛されている「レゴブロック」で有名なレゴ社が、国元のデンマーク、ビルンにある「レゴランド・パーク」の8番目の屋外施設としてオープンしたものです。と言っても、レゴ社が直接運営するものではなく、英国の「マーリン・エンタープライズ」社が運営する施設です。同社は、「ウオルト・ディズニー・アトラクションズ」に次ぐ世界第2位のテーマパーク運営会社だそうです。

 もともとこのテーマパークは、レゴ社にとってはコンセプト管理が徹底していて、1968年の開設以来、門外(国外)不出となっていたものです。それがほぼ30年後に英国で2番目がオープンした後、米国などで開設され今回の名古屋でのオープンとなったものです。実は、2002年頃に千葉県でも誘致話が浮上したようですが実現しなかった経緯もあったようです。

 私が今回このテーマを選んだのには理由があります。実は、世界初のデンマーク外の施設を誘致する仕事に若干関わっていたのです。候補地は九州の某県某所。時期は1990年です。実現していれば世界で2番目の施設となるはずでした。管轄する行政機関、候補地の自治体などと計画を進め、プレゼンテーション資料をまとめ上げてデンマークのレゴ本社に出向きました。

 到着後、レゴ社訪問の前にまず駐デンマーク日本大使館を表敬訪問しましたが、その折大使から驚くべき話を伺いました。我々より遡ること数年前に、日本の某商社が誘致話を持ち込んでいたそうです。実務レベルでほぼ話がまとまり、日本からデンマーク入りした経営首脳がレセプションの席上次のような発言をしたそうです。「日本は高温多湿になる時期もあり、屋外に設置するモニュメントは傷みやすい。修理や作り変えるとなると時間もかかる。幸い、日本人は手先が器用で技術力も高い。モニュメントは中の芯を別素材で作り、その周りをレゴブロックで覆いましょう。」悪気はなかったのでしょうが、この「張りぼて」案を提示されたレゴ社の会長は、顔色を変えてこう言ったそうです。「レゴ社が相手にするのは子供たちです。その子供たちは、レゴブロックでできたキリンや象の動物、街並みや様々なモニュメントを見て、これがすべて自分たちが日頃手にしているレゴブロックでできている信じている。そことに感動し、夢を持つ。その子供たちを裏切るような発想をする会社とは契約できない!」調印式前夜の出来事だったそうです。

(次月に続く)

写真はデンマークの「レゴランド・パーク」訪問時のモニュメントです。

象  象2  大統領1

(2017年5月1日 事務所代表 灘谷 和德)

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