福岡の経営管理の業務受託 博多の公認会計士・税理士 黒川合同会計事務所

徒然閑話 Column

2016/01/05

2016年(平成28年)1月

新年明けましておめでとうございます。

本年も、皆様方にとって良い一年となりますようお祈り申し上げます。

 さて、安倍政権の強い意向を反映して、先月、消費税軽減税率を採用する政府案が発表されました。今後若干の修正があったとしても、国会を通過するものと思われます。この件に関しては、今後、弊事務所主催の研修会でも取り上げる予定ですし、HPでも情報をお伝えしますので、ここでは割愛させて頂きます。

 弊事務所のHPを全面リニューアルし、このコラムを連載し始めて3年目を迎えます。これまで「徒然なるままに」その時々の話題などを取り上げてきましたが、今年もよろしくお付き合い頂きたいと存じます。

さて、年の初めの今回は「人材(人財)」を会計学的に考えてみようと思います。

会社の経営資源は「ヒト・モノ・カネ」と昔から言われています。企業活動にあってはなくてはならないものです。この内、「モノ・カネ」はB/Sに資産として計上されていますが、「ヒト」は簿外で、給与が支払われる都度経費処理されています。何か不整合をお感じになられませんか?固定資産は耐用年数を設定して減価償却を毎年行います。「ヒト」も採用した時に財産を取得したと考え、一定期間(定年までの期間でもいいのですが)の見込み総収入を資産計上し、毎年分を給与に振り替える、と言う会計処理(あくまでもイメージですが)があっても不思議ではないように思います。仮に平均生涯所得を2億円と仮定すれば、一人採用して2億円、10人いれば20億円。こう考えれば、会社にとって大きな、そして重要な資産と言うことに改めて気づくことになります。

人間(社員等)をモノ扱いして資産計上するなどもってのほか!とお怒りの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、資産として認識せず、毎事業年度のコストとしか考えないように思える現在の会計の方が「ヒト」を軽んじているように思えてしかたないのです。

それどころか、書画骨董のような特別なものを除けば、「モノ」は減価し、いつしか償却完了または除却となります。これに対し「ヒト」は技術的・精神的に成長することによって、時の経過とともに評価が増大します。

いかがでしょうか?論拠に無理があることは承知しておりますが、「一億総活躍社会」をスローガンに掲げる昨今、本当に人が活躍できる環境づくりのためにも、年の初めにこのような視点から「ヒト」の価値・大切さを考えてみてはどうかと思う次第です。

(2016年1月5日 事務所代表 灘谷 和德)

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(写真は新年の集合写真です)