福岡の経営管理の業務受託 博多の公認会計士・税理士 黒川合同会計事務所

徒然閑話 Column

2016/04/01

2016年(平成28年)4月

さてさて、今年は年頭から「会計学」に絡めたコラムをシリーズで書かせていただいておりますが、今月は「継続性の原則」を取り上げます。

会計学には、企業会計原則として7つの原則があります。その中でも重要な原則の一つが「継続性の原則」です。これは会計処理基準(ルールであり「ものさし」に相当)がみだりに変更されると、企業の経営活動の評価が適正に行われないことになるために、一旦採用された選択肢は継続して適用することを求めるものです。従って、7つの原則の中でも重要なものとなっています。

ところで、個人生活や社会生活において、「継続は力なり」という表現をよく耳にします。辞書で引いてみると、次の3つの意味合いが紹介されています。

①    個々の成果は微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。目標を達成できる。

②    今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。

③    物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。

 いずれも、続けることの重要性、弛まない努力が大事であることを表現したものです。特に、勤勉実直な日本人の考え方や人生観にはとてもよくマッチするものではないでしょうか。

 私は仕事柄「企業の永続」に強い関心を持ち、「老舗企業」特に100年以上の歴史を持つ企業を研究しています。㈱帝国データバンクが公表している資料では、約2万7千社の企業が国内に存在するようです。(2014年8月現在)私たちにとっては街で見かける普通の企業が、実は世界に類を見ない特異な長寿企業だったりするわけです。

 構造改革の名のもと、新規事業が注目され旧態依然とした企業は退場すべし、といった風潮があるようですが、日本にしかない長寿企業が更に継続し続ける諸制度の導入や環境整備が必要ではないかと思う次第です。では、どうすれば永続できるのでしょうか?

(来月に続く)

能古島IP1      能古島IP2

今月の写真は「能古島アイランドパーク」のHPから転載させて頂きました。同パークの久保田社長とロータリークラブの仲間というよしみで借用した次第です。これからの行楽日和に是非お出かけください。

(2016年4月1日 代表 灘谷和德)