福岡の経営管理の業務受託 博多の公認会計士・税理士 黒川合同会計事務所

徒然閑話 Column

2016/06/01

2016年(平成28年)6月

 熊本で発生した大地震はようやく収束しつつあるようですが、それに反比例するかのように復興への道のりの険しさが明らかになって参りました。政府は大型復旧予算の第一弾として1023億円の使途を固めたようです。(5月30日現在)

インフラ面での復興支援は特定の事業者に委ねるしかありませんが、私たちが誰でもできることは、同じ九州に住み、九州で生業を持つものとして、被災地の方々の近くに寄り添い、風評被害の防止に努めることではないでしょうか。見せましょう!九州人の底力と絆を!

さて、今月は4月取り上げた「継続性の原則」の続編です。

「企業が永続するためには何が必要か」これがテーマです。勿論、オールマイティーな答があるわけではないですよね。そんなものがあればこんな楽なことはありませんから。それぞれの企業の持つ経営資源や経営環境によって独自の答えを見出していくことが必要です。それでも、共通してヒントになる二つの言葉を取り上げてみたいと思います。

1.「強いものが生き残るのではない。環境に適応できるものが生き残る」

ご存じ、チャールズ・ダーウィンの言葉とされるものです。(異論もあるようですが)強いといわれた企業も大きな経営環境の変化の波に飲み込まれれば、もろくも崩れ崩壊することもある。最近の大手名門企業の凋落事例はその典型のようです。どんな大きな木でも、それが「ウドの大木」であれば強風でぽっきり折れてしまい、柳のような細木は大きくしなって持ちこたえる。「剛」と「柔」の対比ですが、強風という環境への対応力の差でもあります。企業経営にはこの「柔軟性」=「環境適応力」が必要だということです。

2.「不易流行」

 これは打って変わって和製です。松尾芭蕉が奥の細道を踏破してたどり着いた境地です。

「不易」とは永遠に変わらないもの、「不易」とはその時々で変化するもの、ということです。(本当はもっと奥深い意味がありますが、ここでは割愛します)

 企業経営には、変わらず継続すべき本質的なものと、その時々に応じて柔軟に変化対応していくことがともに必要だと思います。そして、その変化がその後に新たな本質(不易)へとなっていけばいいわけです。

 私の経験では、まじめに仕事一途に打ち込んでこられた経営者の方に「不易」重視の方が多いように感じられ、そのことが事業承継にも大きく影響しているように思います。

 最後に私事ですが、ロータリークラブ例会24年間1046回連続出席(H28.5.30現在)を継続中で、夫婦関係も家内に見捨てられず結婚32年目に突入しております。

(2016年6月1日 代表 灘谷 和德)