福岡の経営管理の業務受託 博多の公認会計士・税理士 黒川合同会計事務所

徒然閑話 Column

2016/07/04

2016年(平成28年)7月

先月はイギリスの国民投票でEU離脱派が勝利し、世界を震撼させました。まさか!?の事態に多くの方が驚かれたことでしょう。勿論、私もその一人でいろいろと思うところはありますが、今後2年の間には揺れ戻しも含め新たな動きもあると思っていますので、この件に触れるのはもう少し時間を置こうと考えています。

 さて、梅雨のこの季節、昔はしとしととした雨の日が続いていたという記憶がありますが、最近の梅雨はゲリラ豪雨、集中豪雨といった無茶降りする傾向があるようです。今年も、北部九州や広島で大きな被害をもたらしているようです。特に熊本の震災地の方々には重ね重ねの災害で、心よりお見舞い申し上げる次第です。復興へ向けて頑張ってください!

 今月は会社法で定められた監査制度のことを取り上げてみます。平成17年に会社法が制定されて以来、監査役に関しては定款の定めにより機関設計の選択肢が広がりました。中小企業などでは監査役を置かない会社も存在します。監査役を置く会社でも、会社の機関としては伝統的な「監査役会設置会社」のほか、「(指名)委員会等設置会社」に加え、平成26年6月の法改正で新たに「監査等委員会設置会社」も選択可能になりました。これらの特徴を比較すると下表のようになります。

7-1

 企業ガバナンスやコンプライアンスへの監視強化が強く求められる昨今、「監査」の重要性はますます高まると思われます。それぞれの企業の規模、特性に合った監査の機関設計をする必要があるでしょう。

 ただ残念なのは、民間の企業がこれだけ監査を強化する中、不祥事が続く政治家の政治資金をめぐるチェックシステムの無策ぶりには呆れるばかりです。

 最後に私事で恐縮ですが、先月開催された某上場会社の株主総会で、監査等委員会の社外取締役に選任されましたのでご報告させて頂きます。もうしばらく職業奉仕に努めよ!という天の声と受け止めお引き受けいたしました。

(2016年7月1日 代表 灘谷 和德)